二世帯化リノベーション

加藤住宅

2017年08月27日 05:02

お付き合いのある造園屋さんから、リノベーション工事の相談をいただき、昨日ほぼ完成しました。

リフォームは現状を修理、交換して元の状態と同じ機能に戻す事、リノベーションは現状の問題点を改善し、再構築、新しい機能、価値を持たせる事、と私自身の中で分けています。

今回は、築8年の実家を二世帯でストレスなく使えるようにしたいと、ご依頼。

家族構成は、お祖父様、親夫婦と、ご依頼頂いた施主様夫婦と子供2人

一階3LDK、二階に洋室×4、かなりの広さ。

新築時は施主様の兄弟3人で二階を使っていたようですが、新築後すぐにそれぞれ独立して所帯をもち、ご結婚された施主様夫婦が同居して、数年。

2階をお施主様夫婦で使っていましたが…
細かく区画された4つの洋室、
キッチン、お風呂、洗濯は一階のみ親世代と共有
これでは、乳幼児のいる生活でかなりストレスも溜まりますよね。

新築時は市内でそれなりに名の通った設計事務所に依頼されたようでしたが…将来の使い方を全く意識していない設計だと感じました。

広い2部屋をLDKとするため、間仕切りを取り払い、キッチンを設置
元の寝室はそのまま寝室の用途とし、内装の変更のみ
もう一部屋は子供部屋として、ベット、机、収納を将来、造作家具として配置できるように区画

洗面とトイレしかなかった水回り、むだなスペースがたくさんあったので、洗濯機置き場、シャワーユニットを増設して、二階で全ての家事が完結するように計画しました。

子育て世代の生活に必要なものは、部屋や廊下の広さより、使いやすい家事動線と収納だと考えています。

毎日、乳幼児の世話をしながら、食事準備と洗濯、ぐずる子供をお風呂に入れて…
親世代に気を使いながらのキッチン、お風呂、洗濯機の共有はかなりのストレスだったと思います。

これからは、まわりに気を使うことなく自分のタイミングで家事をしていただけます。

子供を育ててると、色々と、ほんと色々と悩みや考え事がつきませんが、少しでも笑顔でいられる時間が増えるといいなと、そう思います。













二階が、

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