日差しについて考える ~外断熱・新換気SA-SHEの家~
2012年06月15日
高気密・高断熱住宅を建てるうえで、日射を考えることはとても重要です。
理想は「夏の日差しは遮り、冬の日差しは室内に届くように」
日差しの話題の前に、高気密・高断熱住宅について少し・・・
昔の日本家屋は庇を伸ばして日差しを遮り、風を通して夏の暑さを和らげていました。
そして冬の寒さは我慢していました。
断熱材の登場により、冬を暖かく過ごせるような工夫がなされました。
それから、住宅の断熱性や気密性が高まり、昔の日本家屋のような暮らし方は少なくなってきました。
土地が昔より小区画化され、法律により構造や面積に制限があることも要因かもしれませんが。
当社では外断熱工法による高気密・高断熱住宅を15年前から手掛けています。
冬の寒さ(温度差)はヒートショックといわれるように、時に人の命を奪うことさえあります。
また、夏は窓を開けていても、熱中症にかかる場合もあります。
家の中での温度差をなくし、安全、安心して暮らすには高断熱・高気密化が必要だと考えます。
また、最近では住宅の省エネ化からゼロエネルギー化に向かう動きが活発になってきました。
自分の家のエネルギーは自分で賄うわけです。
冷暖房にかかわるエネルギーを減らす意味でも、家の断熱性能を高めることは重要です。
また、気密を高めるということは家の隙間をなくすということです。これにより、しっかりとした換気計画をたて、いわゆる隙間風といわれるような余分な外気を家に入らないようにすることができます。
断熱・気密両方をバランスよく高めることが快適な住環境をつくることにつながります。
と、前置きが長くなってしまいました。
ここからは日差し(日射)について
新築中の現場 14:00 2階南西の洋室(写真右側ブルーの壁面が南)
南は軒の出により遮蔽、西側の窓の日差しが室内に入り込んでいます。
同じ現場の2階廊下 北から南に向かって撮影
南側からの直射日光は軒に遮られ、室内には入ってきていません。
高気密・高断熱住宅に冬場の日差しを入れると自然エネルギーの暖房を入れることになりプラスに働きます。
逆に、夏は日差しを家の中に入れてしまうと、その熱は家の中にこもってしまいマイナスに働くことになってしまいます。
そこで、いかに夏の日差しを防ぐかが大事になってきます。
具体的な対策として
まずは軒の出! 太陽の角度によって軒をどのくらい出したら夏場の太陽の日差しを防げるかを検討します。 設計段階でしっかりと考える必要があります。
とはいっても、全体のデザインだって重要
また、土地の形状や方位、面積の制限などで庇や、軒の出を取りづらい場合、このような商品もあります。
屋外のカーテンのようなイメージです。室内側のカーテンで遮るよりも、室外で遮った方が効果が高いです。
1枚目の写真の西側の窓はこれで日差しを遮るようにしています。
また、このようなシャッターを使う場合もあります。
シャッター部分がスリット構造で、昼間に閉めても明るさを確保できます。
お値段はそれなりにしますが、非常に使い勝手の良いシャッターです。
新築時には、より良い住み心地を提供できるように、こういった提案をさせていただくように心がけています。
国の方針の一つとしてこれからのの家づくりは断熱性能を高めることが必須となっていきそうです。
また、スマートハウスのような設備を整えることも必要かもしれません。
しかし、まずは家づくりの原点である器づくりが大切です!!
今回の日差しの検討の他にも、換気の計画、冷暖房の計画などは直接住み心地に影響を与えます。
家に入った瞬間に、すがすがしいさわやかさを感じることができたり、ほっとするような暖かさを感じたり・・・
どの季節も住み心地が良くなるように
細かな要素までしっかりと計画し、提案していきたいと思います。
理想は「夏の日差しは遮り、冬の日差しは室内に届くように」
日差しの話題の前に、高気密・高断熱住宅について少し・・・
昔の日本家屋は庇を伸ばして日差しを遮り、風を通して夏の暑さを和らげていました。
そして冬の寒さは我慢していました。
断熱材の登場により、冬を暖かく過ごせるような工夫がなされました。
それから、住宅の断熱性や気密性が高まり、昔の日本家屋のような暮らし方は少なくなってきました。
土地が昔より小区画化され、法律により構造や面積に制限があることも要因かもしれませんが。
当社では外断熱工法による高気密・高断熱住宅を15年前から手掛けています。
冬の寒さ(温度差)はヒートショックといわれるように、時に人の命を奪うことさえあります。
また、夏は窓を開けていても、熱中症にかかる場合もあります。
家の中での温度差をなくし、安全、安心して暮らすには高断熱・高気密化が必要だと考えます。
また、最近では住宅の省エネ化からゼロエネルギー化に向かう動きが活発になってきました。
自分の家のエネルギーは自分で賄うわけです。
冷暖房にかかわるエネルギーを減らす意味でも、家の断熱性能を高めることは重要です。
また、気密を高めるということは家の隙間をなくすということです。これにより、しっかりとした換気計画をたて、いわゆる隙間風といわれるような余分な外気を家に入らないようにすることができます。
断熱・気密両方をバランスよく高めることが快適な住環境をつくることにつながります。
と、前置きが長くなってしまいました。
ここからは日差し(日射)について
新築中の現場 14:00 2階南西の洋室(写真右側ブルーの壁面が南)
南は軒の出により遮蔽、西側の窓の日差しが室内に入り込んでいます。
同じ現場の2階廊下 北から南に向かって撮影
南側からの直射日光は軒に遮られ、室内には入ってきていません。
高気密・高断熱住宅に冬場の日差しを入れると自然エネルギーの暖房を入れることになりプラスに働きます。
逆に、夏は日差しを家の中に入れてしまうと、その熱は家の中にこもってしまいマイナスに働くことになってしまいます。
そこで、いかに夏の日差しを防ぐかが大事になってきます。
具体的な対策として
まずは軒の出! 太陽の角度によって軒をどのくらい出したら夏場の太陽の日差しを防げるかを検討します。 設計段階でしっかりと考える必要があります。
とはいっても、全体のデザインだって重要
また、土地の形状や方位、面積の制限などで庇や、軒の出を取りづらい場合、このような商品もあります。
屋外のカーテンのようなイメージです。室内側のカーテンで遮るよりも、室外で遮った方が効果が高いです。
1枚目の写真の西側の窓はこれで日差しを遮るようにしています。
また、このようなシャッターを使う場合もあります。
シャッター部分がスリット構造で、昼間に閉めても明るさを確保できます。
お値段はそれなりにしますが、非常に使い勝手の良いシャッターです。
新築時には、より良い住み心地を提供できるように、こういった提案をさせていただくように心がけています。
国の方針の一つとしてこれからのの家づくりは断熱性能を高めることが必須となっていきそうです。
また、スマートハウスのような設備を整えることも必要かもしれません。
しかし、まずは家づくりの原点である器づくりが大切です!!
今回の日差しの検討の他にも、換気の計画、冷暖房の計画などは直接住み心地に影響を与えます。
家に入った瞬間に、すがすがしいさわやかさを感じることができたり、ほっとするような暖かさを感じたり・・・
どの季節も住み心地が良くなるように
細かな要素までしっかりと計画し、提案していきたいと思います。
Posted by 加藤住宅 at 12:22│Comments(0)
│建築現場
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