家の性能は、断熱だけでは決まらない
2014年02月06日
一昔前、温暖な地域である静岡では、高断熱の家のシェアは非常に狭いものでした。
当社で初めての外断熱工法を用いた高気密・高断熱の家は15年ほど前に建てた体感ハウスですが、
その当時はこの地域の同業者からは懐疑的な目で見られていたと思います。
数年前に住宅性能表示制度や省エネポイントが補助政策として出たことで、
家の断熱性能というものが広く知られるようになりましたが、
15年前は省エネ等級なんて言葉はなく、一部の人にしか認知されていませんでした。
しかし、これからの家づくりは、断熱性能強化が国策として進められ、
2020年には最低基準が省エネ等級4となるよう断熱の施工が必須となります。
気を付けたいのは、ここからの話!
同じ断熱性能を持つ家でも、寒い家、暖かい家、温度差のある家、ない家、結露する家、しない家
があるのです。
はっきりと住み心地に違いが出ます。
なぜ、違いが出るのか?簡単な例を挙げます。
・夏の日差しの対策をしていない
日よけがなくとも、Low-Eガラスを使えば一般的な家であれば基準はクリアできてしまいますが、
日よけが有る無しでは夏の住み心地に大きな差が出ます。
最近では、スタイリッシュな箱型の家が多く軒の出がなかったり、
シャッターや日よけシェードすらついていない家が゙多くみられます。
・気密を考えていない。
窓を閉めたときは密閉されていた方が冬は暖かいし、夏は冷房のロスも少ない。
通風という考えを大事にはわかるのですが、窓を閉めたとき、特に冬に通風はいらないですよね。
冬は気密の高い家でないと、部屋ごとの温度差や、暖房エネルギーのロスにつながります。
冬の温度差(ヒートショック)で年間一万人以上が亡くなっているのです。
断熱性能の強化ばかりが注目されますが、気密が伴わなければ意味がありません。
気密測定を実施しているか、確認してみてください。
・換気計画をしっかりと立てていない
家の臭いや結露の問題につながります。
しかし、換気をたくさんすればいいかというと、そうでもありません。
換気によって冷房や暖房のロスが増えてしまうことがあります。
また、外気は新鮮ですが、綺麗かといわれるとどうでしょう?
花粉の時期、幹線道路沿の家、浮遊粉塵(PM2.5)など、決して外の空気は綺麗でないのです。
単純に法律に適合している換気機器を付ければいいという考えでは、最低限の住み心地しか得られません。
換気について明確に説明をしてくれる会社は少ないと思います。しっかりと聞いてみましょう。
ほかにも、いろいろありますが、まず、これだけはしっかり計画しておきたい3点を挙げてみました。
家を建てる際に参考にしてください。
現在建築中の私の自宅兼体感ハウスは現在の体感ハウスより、
さらに断熱性能を向上させ、より快適で省エネな家となるよう計画をしました。
もちろん、気密性能は国内トップクラスの自身があります。これは今も15年前も変わりません。
以下、断熱工事のダイジェストです↓↓↓
耐震等級3(標準仕様)+耐震補強TIP工法
外断熱1層目+気密テープ施工
ここで隙間なく断熱材を貼り、継ぎ目は目張りのテープを貼ります。
高気密とするには、外断熱は最適な工法です。
外断熱2層目(オプション)
断熱性能強化のため、断熱材を2層貼りました。
遮熱シートの施工
透湿防水シートよりも高性能な遮熱シートを標準採用しています。
通気胴縁の施工
外壁との間に通気層を設けることで、直接外壁の熱が断熱材に伝わらないようにします。
この時点で、耐震性能と断熱・気密性能は決まってしまうのです。
住み心地のいい家を造るには、間取りや、デザインだけでなく、温熱環境もしっかりと計画をすることが大切です。
当社で初めての外断熱工法を用いた高気密・高断熱の家は15年ほど前に建てた体感ハウスですが、
その当時はこの地域の同業者からは懐疑的な目で見られていたと思います。
数年前に住宅性能表示制度や省エネポイントが補助政策として出たことで、
家の断熱性能というものが広く知られるようになりましたが、
15年前は省エネ等級なんて言葉はなく、一部の人にしか認知されていませんでした。
しかし、これからの家づくりは、断熱性能強化が国策として進められ、
2020年には最低基準が省エネ等級4となるよう断熱の施工が必須となります。
気を付けたいのは、ここからの話!
同じ断熱性能を持つ家でも、寒い家、暖かい家、温度差のある家、ない家、結露する家、しない家
があるのです。
はっきりと住み心地に違いが出ます。
なぜ、違いが出るのか?簡単な例を挙げます。
・夏の日差しの対策をしていない
日よけがなくとも、Low-Eガラスを使えば一般的な家であれば基準はクリアできてしまいますが、
日よけが有る無しでは夏の住み心地に大きな差が出ます。
最近では、スタイリッシュな箱型の家が多く軒の出がなかったり、
シャッターや日よけシェードすらついていない家が゙多くみられます。
・気密を考えていない。
窓を閉めたときは密閉されていた方が冬は暖かいし、夏は冷房のロスも少ない。
通風という考えを大事にはわかるのですが、窓を閉めたとき、特に冬に通風はいらないですよね。
冬は気密の高い家でないと、部屋ごとの温度差や、暖房エネルギーのロスにつながります。
冬の温度差(ヒートショック)で年間一万人以上が亡くなっているのです。
断熱性能の強化ばかりが注目されますが、気密が伴わなければ意味がありません。
気密測定を実施しているか、確認してみてください。
・換気計画をしっかりと立てていない
家の臭いや結露の問題につながります。
しかし、換気をたくさんすればいいかというと、そうでもありません。
換気によって冷房や暖房のロスが増えてしまうことがあります。
また、外気は新鮮ですが、綺麗かといわれるとどうでしょう?
花粉の時期、幹線道路沿の家、浮遊粉塵(PM2.5)など、決して外の空気は綺麗でないのです。
単純に法律に適合している換気機器を付ければいいという考えでは、最低限の住み心地しか得られません。
換気について明確に説明をしてくれる会社は少ないと思います。しっかりと聞いてみましょう。
ほかにも、いろいろありますが、まず、これだけはしっかり計画しておきたい3点を挙げてみました。
家を建てる際に参考にしてください。
現在建築中の私の自宅兼体感ハウスは現在の体感ハウスより、
さらに断熱性能を向上させ、より快適で省エネな家となるよう計画をしました。
もちろん、気密性能は国内トップクラスの自身があります。これは今も15年前も変わりません。
以下、断熱工事のダイジェストです↓↓↓
耐震等級3(標準仕様)+耐震補強TIP工法
外断熱1層目+気密テープ施工
ここで隙間なく断熱材を貼り、継ぎ目は目張りのテープを貼ります。
高気密とするには、外断熱は最適な工法です。
外断熱2層目(オプション)
断熱性能強化のため、断熱材を2層貼りました。
遮熱シートの施工
透湿防水シートよりも高性能な遮熱シートを標準採用しています。
通気胴縁の施工
外壁との間に通気層を設けることで、直接外壁の熱が断熱材に伝わらないようにします。
この時点で、耐震性能と断熱・気密性能は決まってしまうのです。
住み心地のいい家を造るには、間取りや、デザインだけでなく、温熱環境もしっかりと計画をすることが大切です。
Posted by 加藤住宅 at 17:03│Comments(0)
│自宅の計画
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