これからの家造り JBN全国大会 に参加して
2015年11月14日
全国の工務店が加盟する団体の全国大会の為、名古屋へと出かけました。
様々な取り組みをしている中小の工務店の経営者との交流の時間を持つことができ有意義な出張でした。
大量生産ではない、量より質を大事に家造りに取り組むことが地域の工務店の役割だと再認識し、今後に生かしていきたいと思います。
これから数年、国の方針も含め、ゼロエネルギー住宅への取り組みを進めていくとのこと。
少し違和感を感じるのは、ゼロエネルギー住宅というのは単に家の性能と発電設備の話だけであって、住み心地という一番大事なものを忘れて、性能や数値の話ばかりになってはいないか?
エネルギーを節約し、国に頼らず自家発電し、電気代の負担が減るのはもちろん良いことです。
しかし、本来家とは住み心地を一番に考えるべきものだと思います。
高断熱で家を作り、ルームエアコンを各部屋につけ、あとは太陽光発電を屋根に載せると、大体の家がゼロエネルギー住宅と呼ばれる家になります。
高断熱なので、もちろん住環境は良くなりますが、上記のように、ゼロエネルギー住宅と大げさに書いても、そんなに大したものではないのです。
ルームエアコンが冷暖房設備の中では評価が一番高いので、部屋の居心地が良いものになるとは思えません。
【涼温な家】は、住み心地を考えた上で、省エネルギー、ゼロエネルギーに対応できる家です。
ですので、節電に気を囚われる事なく、健康寿命を延ばす居心地の良い快適な生活を送る事ができるストレスフリーの住環境をご提案する事ができます。
国の政策や時代の流れを踏襲する事は大事ですが、その中でしっかりと本質を見極めた家造りに邁進していきたいと思います。
加藤 敬史
Posted by 加藤住宅 at 02:57│Comments(0)
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