【高橋】弊社の“売り”は売りづらい。
2016年01月28日
お久しぶりです。スタッフの高橋です。
気がつけば入社からあっという間に半年が経ちました。
初めて監督して担当させて頂いた富士宮の物件も、今は大工さんが離れ、これからクロスや塗装などの仕上げの工程に入っていきます。
元々デザイン畑だった人間なので、ただ現場だけを見るのではなく、弊社の広告宣伝の一助になればと思っていたのですが、
素直に感想を述べさせて頂きます。
弊社の“売り”は売りづらい。
全熱交換、高気密・高断熱、全館空調がもたらすメリットは数え上げればキリがありません。
・全熱交換で排気時の熱のロスを防ぎ電気代も節約。結果エアコン1台で家中暖か。
・リビングのドアが半開きになれば廊下から吹き込む冷たい風に家族間で「もう!ピタっと閉めてよ!」なんてイヤな会話もなくなる。
・第一種換気で高性能フィルターを通して花粉、PM2.5も除去してから家に取り入れる清潔な空気。
・温度差がなく、冬でも羽根布団一枚。ヒートショックのリスクも少なく、健康寿命が伸びるのは明らか。(健康でいられることは仕事にも好影響をもたらしますし、何より寿命はお金に変えられない何よりも大事な資産です。)
ですが、やっぱり家を建てよう!となった僕と同世代の若年層の方なんかは特に「値段」と「デザイン」この部分に惹かれて家選びをします。
僕もこの業界に入る前までは家を建てることなんて考えもしなかったし、建てるとしてもまず第一に間取りやインテリアのことばかり考えたと思います。
断熱?気密?空気?住み心地?
よくわかんないけど、大手のハウスメーカーなら大丈夫でしょ?そんなに変わらないでしょ?
そう思っていたかもしれません。
でもこちらを見てください。
C値という見慣れない単語が飛び出してますが、要するに家の隙間です。
この数字が少なければ少ないほど隙間の少ない気密が取れた家です。
某サイトに掲載されていたC値のランキングですが、ずらっと並んだ大手HMの数字。
ーになっているところは気密の測定もしていないか、していても不都合があり公表してないところです。
一般的に気密住宅と呼ばれる推奨基準はC値2.0
1㎡のなかに隙間が1センチ×2センチの面積であるということ。
大体女性の親指の腹くらいですかね。
延床面積100㎡の家ならハガキ1.3枚分くらいの隙間がありますよってことです。
下記をご覧ください。※僕が作りました。
わかりやすいですね。※僕が作りました。
ちなみにこの図ではC値0.3で作成していますが、前回の加藤のブログを読んで頂いた方はご存知の通り、
浜松のT邸の気密測定の結果は0.17でした。
奇しくも拝借した画像の超高気密住宅を売りにしているPR会社さんと一緒の数字です。
(実際0.5から下は最早誤差の範囲で、測定日の天気や、床面積の数字による公式としてのアドバンテージも関わってくるのであえて0.17で図は作成していません。)
あ、そろそろ眠くなってきました?大丈夫ですか?
弊社がエアコン一台で全部屋を空調できる理由の一つにこの超高気密という要素があります。
ですが、ほんの一部のこれだけ掻い摘んだ説明するだけでもこんなに長い記事になってしまっています。
住宅雑誌に掲載しようものなら、外観や内装の写真をデデン!と並べてる他ビルダーの中に
うちだけ「え?なにこれ論文?」と言われかねないページになってしまいます。
本当に伝わりづらい。
弊社の家作り。知らなければ損した気分にならないでしょう。
知らなければ一生知らないまま家を建てたほうが幸せかもしれません。
そんな見えないところにお金かけるより、かっこいい家具買ったり、ガレージ作って男の秘密基地を手に入れたいよ!
僕と同世代の人はそんな傾向が強いかもしれません。
夢の国から飛び出してきたようなプロバンス風のオシャレな外観。
いいと思います。
アメリカンで無骨なコンクリ造
それもいいんじゃないでしょうか。
でも家は一生モノです。
今建てようとしている家に住んでいる数十年後のおじいさんおばあさんになった自分を想像するのも家造りで大切なことの一つです。
気ぜわしく節約のためにエアコンをつけたり消したり、お風呂場で震えたりしながらメルヘンチックな家の玄関から出てくる老夫婦。
そんな失敗はしてもらいたくないのです。
本当にどうしたらもっとストレートに伝わるんだろう。
建ててもらったら、住んでもらったら、本当に感動してもらえるのに、建ててもらわないと伝わらないこのジレンマ。
んー体感ハウスにきてください!それもとびきり寒い日に!
結局それしか言えないんだなぁ・・・。
気がつけば入社からあっという間に半年が経ちました。
初めて監督して担当させて頂いた富士宮の物件も、今は大工さんが離れ、これからクロスや塗装などの仕上げの工程に入っていきます。
元々デザイン畑だった人間なので、ただ現場だけを見るのではなく、弊社の広告宣伝の一助になればと思っていたのですが、
素直に感想を述べさせて頂きます。
弊社の“売り”は売りづらい。
全熱交換、高気密・高断熱、全館空調がもたらすメリットは数え上げればキリがありません。
・全熱交換で排気時の熱のロスを防ぎ電気代も節約。結果エアコン1台で家中暖か。
・リビングのドアが半開きになれば廊下から吹き込む冷たい風に家族間で「もう!ピタっと閉めてよ!」なんてイヤな会話もなくなる。
・第一種換気で高性能フィルターを通して花粉、PM2.5も除去してから家に取り入れる清潔な空気。
・温度差がなく、冬でも羽根布団一枚。ヒートショックのリスクも少なく、健康寿命が伸びるのは明らか。(健康でいられることは仕事にも好影響をもたらしますし、何より寿命はお金に変えられない何よりも大事な資産です。)
ですが、やっぱり家を建てよう!となった僕と同世代の若年層の方なんかは特に「値段」と「デザイン」この部分に惹かれて家選びをします。
僕もこの業界に入る前までは家を建てることなんて考えもしなかったし、建てるとしてもまず第一に間取りやインテリアのことばかり考えたと思います。
断熱?気密?空気?住み心地?
よくわかんないけど、大手のハウスメーカーなら大丈夫でしょ?そんなに変わらないでしょ?
そう思っていたかもしれません。
でもこちらを見てください。
C値という見慣れない単語が飛び出してますが、要するに家の隙間です。
この数字が少なければ少ないほど隙間の少ない気密が取れた家です。
某サイトに掲載されていたC値のランキングですが、ずらっと並んだ大手HMの数字。
ーになっているところは気密の測定もしていないか、していても不都合があり公表してないところです。
一般的に気密住宅と呼ばれる推奨基準はC値2.0
1㎡のなかに隙間が1センチ×2センチの面積であるということ。
大体女性の親指の腹くらいですかね。
延床面積100㎡の家ならハガキ1.3枚分くらいの隙間がありますよってことです。
下記をご覧ください。※僕が作りました。
わかりやすいですね。※僕が作りました。
ちなみにこの図ではC値0.3で作成していますが、前回の加藤のブログを読んで頂いた方はご存知の通り、
浜松のT邸の気密測定の結果は0.17でした。
奇しくも拝借した画像の超高気密住宅を売りにしているPR会社さんと一緒の数字です。
(実際0.5から下は最早誤差の範囲で、測定日の天気や、床面積の数字による公式としてのアドバンテージも関わってくるのであえて0.17で図は作成していません。)
あ、そろそろ眠くなってきました?大丈夫ですか?
弊社がエアコン一台で全部屋を空調できる理由の一つにこの超高気密という要素があります。
ですが、ほんの一部のこれだけ掻い摘んだ説明するだけでもこんなに長い記事になってしまっています。
住宅雑誌に掲載しようものなら、外観や内装の写真をデデン!と並べてる他ビルダーの中に
うちだけ「え?なにこれ論文?」と言われかねないページになってしまいます。
本当に伝わりづらい。
弊社の家作り。知らなければ損した気分にならないでしょう。
知らなければ一生知らないまま家を建てたほうが幸せかもしれません。
そんな見えないところにお金かけるより、かっこいい家具買ったり、ガレージ作って男の秘密基地を手に入れたいよ!
僕と同世代の人はそんな傾向が強いかもしれません。
夢の国から飛び出してきたようなプロバンス風のオシャレな外観。
いいと思います。
アメリカンで無骨なコンクリ造
それもいいんじゃないでしょうか。
でも家は一生モノです。
今建てようとしている家に住んでいる数十年後のおじいさんおばあさんになった自分を想像するのも家造りで大切なことの一つです。
気ぜわしく節約のためにエアコンをつけたり消したり、お風呂場で震えたりしながらメルヘンチックな家の玄関から出てくる老夫婦。
そんな失敗はしてもらいたくないのです。
本当にどうしたらもっとストレートに伝わるんだろう。
建ててもらったら、住んでもらったら、本当に感動してもらえるのに、建ててもらわないと伝わらないこのジレンマ。
んー体感ハウスにきてください!それもとびきり寒い日に!
結局それしか言えないんだなぁ・・・。
Posted by 加藤住宅 at 19:27│Comments(0)
│スタッフ高橋
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